体編 B-11
『肩のこり・肘のしびれ』
~60代男性・八千代市~
<症状>
庭造りが好きな方で、
重い石を持ったために、
左の肩が凝って、肘までしびれが出始めたとのことでした。
電気工事をしていて、
上を向くことが多く、
その時にしびれが出るので、お仕事を休んおられました。
整形外科では、
「首の骨の5,6番が、狭まっているために、しびれが起きる」
と、言われ、
仕事ができなくなるのかと、かなりショックを受けても、
湿布しか、もらえませんでした。
<院長のコメント>
首の椎間板が、狭くなっていても、
重い石を持つまでは、
しびれが出ていなかったらしいので、
重い石を、持った時の、
体全体の無理が、
首の正しい位置を、歪めてしまい、
シビレが、出始めたと、思われます。
首、そのものも、もちろん、
筋肉が、硬くなっていました。
しかし、
背中 腰 足 を,調べてみると、
左側ばかりが凝っていて、
右側は、硬くなっていません。
つまり、
体の左右のバランスが、崩れている不安定な時に、
重い石を持って、
筋肉に、より多くの負担がかかり、
首の筋肉も緊張して、バランスを崩した、
と、ご説明させていただきました。
すると、
「昔、右足に怪我をしたけど、それって関係あるの?」
と、お聞きになられました。
昔の怪我とか古傷が、
ちゃんと直りきっていなくて、
数ミリ程度の足の骨のズレが、
後々になって、
体が除々に歪み、捻れて、
コリやしびれなど、
色々な不調を、引き起こしていることは、
とても多いのです、
と、お伝えすると、
「ふ~ん、あのときの怪我が。
若い頃のことだけど、
そう言えば、すごーく痛かったもんなあ
あれが、原因なのかあ。」
と、納得されていました。
施術は、
足の指から順々に、
ツボを押してゆるめて、
背中まで、左右のバランスを,整えていきました。
足 腰 背中 の 左側の筋肉が、弛んだので、
首には、まだ触っていない、この時点でしたが、
シビレを お伺いすと、
「だいぶ、良くなっている」
との ことでした。
古傷が原因の場合は、
一度になおすことは、
体に返って負担になるので、
体が、納得するペースを、
大切に、施術させて頂いております。
例えば、
無理しての、風邪のひき始め
寒気の時期、
高熱の時期、
低体温の時期、
体温が回復する安定期。
それから仕事や学校へ行く。
このように、上手にカゼを通過させると、
癌や脳出血の予防にもなり
風邪をひく前よりも、
体が元気になり、スッキリするんです。
整体とは、
【いかに上手に体を若返らせるか】
【子供の頃の元気さをとりもどせるか】
などと、私たちは、考えているのです。
その旨を、この方にお伝えすると、
「また、仕事ができるようになるなら、何回通ってもいいよ」
と、おっしゃられました。
週に1~2回のペースで、
6回目で、
「しびれは、ぼんやりとしか感じない」
と、言われました。
後は、月1回位のメンテナンスに通われています。
奥さんに、
「良かったね、お父さん。好きな趣味と仕事が続けられて」
と、言われたと、
少し照れて、喜ばれていました。