
背骨について
背骨は、首の骨7個、胸の骨12個、腰の骨5個、仙骨5個、尾骨3~5個から形成されています。
1つ1つの骨からは、「脊髄神経」と呼ばれる神経が出ています。
このような解剖学的な神経とは別に、天才整体師・野口晴哉氏が、各々の骨と関係する内臓・働き・心理的要素などを体系立てたものを応用し、私たちなりに解釈して使っています。
○首の骨
1 ・・・脳内血行、意識の表と潜在意識とのつながり、「心配」「不安」に直接影響される。
2 ・・・脳内血行、意識の集中全体、脳と体とのつながり・まとまり
「(首の)1番」と同じで、「心配・不安」に直接影響される。目、視覚、首の上下の動き
3 ・・・意識を何かの方向に向けることや絞ること
鼻、嗅覚
4 ・・・タイミングをはかること。耳、聴覚、歯、首の左右の動き
5 ・・・内耳、のど、首のねじり
6 ・・・甲状腺、迷走神経
7 ・・・迷走神経、副交感神経、首の前後のバランス
○胸の骨
1 ・・・気管支、目の疲れ
2 ・・・腕、肺、頑張りすぎ
3 ・・・肺、目の疲れ、頑張りすぎ
4 ・・・心臓、愛と悲しみ
5 ・・・汗・発汗の中枢、免疫、右側は胃液に関係
6 ・・・胃、「(胸の)5番」と同じでえ右側は胃液に関係
7 ・・・脾臓、胃の働き
8 ・・・副腎
9 ・・・肝臓
10・・・腎臓、泌尿器中枢
11・・・自分を守る、生殖器
12・・・霊、腸
○腰の骨
1 ・・・大脳、感覚、知覚、首の緊張と連動
2 ・・・消化器、胃や肝臓の収縮に関係、左右重心、この骨の動く範囲と気分の変動が関係
3 ・・・腎臓、泌尿器、ひねり
4 ・・・骨盤の弾力、生殖器、しゃがむ
5 ・・・呼吸器、前後の動き
○仙骨
仙骨は、細かく分けず、全体でみます。
呼吸、後頭骨と連動
○尾骨
尾骨も全体でみます。
脳、眠り
野口整体では、背骨の他に頭部でも、体の状態をみます。
○頭部
1 ・・・過敏現象
2 ・・・目、消化器、神経系、感情など応用範囲が広い
体の左右の矛盾を解決
3 ・・・脱肛をはじめとする括約筋異常
4 ・・・腰の力、生殖器
5 ・・・眠り、呼吸