体編 B-14
『一生、整体院に、通わなきゃいけないと思わされていた腰痛』
~40代男性・印西市~
<症状>
15年位前から、腰痛で、
接骨院やカイロなどに、転々と通い続けていました。
「このまま、いつまで通わなきゃいけないのだろうと」
と、少し悩み気味だったそうです。
<院長のコメント>
腰が痛くなると、骨盤の歪みを整えてもらうために、
他の整体院に、通い続けていたそうです。
体全体の気の流れを調べてみると、
腰の他に、左足の甲に不調を感じたので、うかがってみると、
「20年くらい前に、強い力で、馬に踏まれ、はさまれた」
との ことでした。
立ち姿を見ても、
左足の甲に、
体重がかからないように、体がねじれていました。
これでは、いくら骨盤だけを矯正しても、
左右のバランスの崩れから、また骨盤がズレてしまいます。
「古傷なので、すぐに全ては直せません。」
と、お伝えしたところ、
「『足が原因』なんて、初めて言われた。古いものだから、気長に通うよ」
と、納得していただいたので、施術を始めました。
まず、足の骨のズレを直しました。
次に、全身の筋肉のコリを調整して、
それから、背骨と骨盤の歪みを整え、
更に、全身の気の流れを調べた後、
全身を、調整するためのツボを、刺激するという施術を行いました。
それだけで、全身の体の歪みが、かなり整いました。
ご本人にうかがうと、
「なんだか、体がすごく軽い。頭がスッキリしてる。」
と、おっしゃるので、
「腰の方は、どうなってます?
少し腰を動かしてみてください。
立ったり、座ったりしてみてください。」
と、申し上げると、
「あれ~、両足にしっかり力が入ってる!
立ったり座ったりが、なんかとっても楽みたい」
と、おっしゃっていました。
2回目の時、まず始めに、
「曲がらなかった指が、かなり楽に曲がるようになった。先生、すごいね」
と、言われました。
「えっ、そうなんだあ」
と、内心ビックリしました。
私たちは、足と腰をメインにみていたので、
そこまで、細かくは、調べていませんでした。
では、なぜ良くなったかというと、
日本古来から伝わる本流の整体では、
「骨盤と足首と手首が、どこか1カ所を直すと、
他の異常箇所も直ることがある」
との、教えがあります。
この方の場合、
足もと、と、骨盤を整えたので、
1週間のうちに、
手首が、整って、
指も、動くようになったのだ。
と、お伝えしました。
また、実は、
全身の気の流れを、
気功にて、整えるだけの施術を、
望まれる方が、たまにいるのですが、
その理由は、
体が敏感なために、
ギュウギュウ押されたり、バキバキされたり、
に、恐怖を感じるあまり、
体に触れられることも、嫌なのです。
と、おっしゃる方がいるからです。
そのような方に、
「ではなぜ、整体院に来たのですか?」
と、うかがうと、
ここに、来たことがある、友人から、
「八千健(やちけん)さんなら、なんとかしてくれると、言われて来た」
と、おっしゃるので、
「カウンセリングと気功だけで良いのですね?」
と、うかがうと
治るのならば、お願いします」
と、言われます。
そんなわけで、
肩こりなら肩こりを直すために、
気功をする時に、
私たちは、
肩こりの原因を方だけにみないので、
全身の気の流れを、整えるのですが、
この腰痛の症例の方のように、
私たちが、うかがっていない不調などが、
2回目の時に、
「どこに行っても直らなかったのに、すっかり良くなった」
と、たまに、言われることがあります。
この腰痛の方の場合、
これに当てはまるのだかどうだか、
絶対なる自信がないので、
とりあえず、日本古来の本流の整体にて、
の ご説明を、させていただきました。
また、
「最近、老け込んだ自分が、嫌になった」
と、おっしゃったので、
“若々しい体になる体操”を覚えていただきました。
コツコツやる地道な方なので、毎日、行ったそうです。
週1回のペースで、
10回目頃に、
「腰の違和感や痛みが、ほとんどなくなったよ
。こんな風になれるもんなんだねえ。
この15年、何してたんだろう。
またさあ、歩く時も腰が、どっしりしてきたんだ。
本当に若返るんだねえ。
毎日の仕事が楽しくってさ~。」
と、微笑みながら、
さらに、
「根本的な原因が、しっかりとわかれば、
一生、治療院や病院に通わなくていいんだね~」
と、かなり喜ばれていました。
「整体が早く終わった時には、
健康法として、護身術の合気道まで教えてもらえたし、
最近、女房に、『男らしくなったわね』 と、言われて嬉しくなってさ、
銀婚式だったから、けっこう高い指輪買ったよ~。
先生、この責任、どうしてくれるんだい!」
と、嬉しそうに照れながら、おっしゃっていました。
「じゃあ、その責任、奥さん1回ただで整体させてもらう。
その代わり、
ご主人が、奥さんのこと大好きだってさって言っちゃうもん♪」
と、言ったら
照れながら、うれしそうに独り言のように、うなずいていました。