体編 B-6
『寝違え』
~50代女性・八千代市~
<症状>
左の首が、寝違えたように痛い
<院長のコメント>
寝違えにしては、体全体の動きがスムースでした。
首を動かしてもらっても、
左に傾けるのが、少しやりにくい位で、
痛みも、激痛ではありません。
これは寝違えとは違う、と思い、
「いつから、痛くなりましたか?」
と、聞くと
「昨日の夕方から」
と、おっしゃっていましたので、
体のバランスの崩れが、
原因と、予想しました。
背中をさわってみると、
左側が、全体に緊張していました。
左腰に違和感がありました。
左足の方に、体重がかかって、
右足には、力が,入りにくそうでした。
右足を調べていくと、
足の甲の所の、気の流れが弱かったので、
「最近、右足、どうかしましたか?」
と、うかがうと、
「1週間くらい前に、敷居に突っかかって、青あざが、できている」
との ことでした。
右足を、かばうために、
左足に負担がかかります。
そのために、
左腰 左背中 そして 左首
と “緊張の連鎖” が、生じていました。
それが、首の不調の原因だったのです。
右足の青あざから、
まだ1週間しか経っていないため、
体の上の方の筋肉は、凝りきっていませんでした。
そこで、施術は、
右足の青あざに、気を流すために患部をさわり、
そのツボと、その原因と考えられる筋肉の右ふくらはぎの、
2 箇所を、弛めました。
青あざの青さが、
薄れていき、
右足に、力が入ってきたと感じた頃、
立っていただくと、左足と右足に、
均等に、体重が、のせられました。
この時に、
無理がかかっていた、左腰の違和感は、
ほとんどなくなり、
背中の左側の緊張もゆるみ、
首の痛みも、ほとんど良くなっていました。
「まだ、気になる所はありますか?」
と、うかがうと、
「ここ」と、おっしゃるので、
その、左腰と左首を調整すると、
すっかり、元気になられました。
「その晩は、ぐっすり眠れた」と、翌日お礼の電話をいただきました。
この方のように、
体の歪みを正し、体全体のバランスを整えると、
ぐっすり。眠れるようになる方は、
かなりいらっしゃいます。