症例

体編 B-7

『テニス肘』 

 ~中学生女子・佐倉市~


 <症状>

 テニス部の女の子で、



肘が痛くて、整形外科に

「上腕骨頭腕炎」

と、言われたとのことです。



 「病院では、湿布のみで、なかなか治らない」

と、来院されました。




<院長のコメント>

「テニス肘に、なるには、まだ子供なので、

テニスの、フォームそのものが、不安定のために、

肘への負担が、かかるのではないか」、

との、思いから、



まずラケットを持って、素振りをしてもらいました。



重症者でなく

、初期の症状ならば



、肘への負担が、楽になるフォームに、導いてあげるだけで、

ほぼ、痛みがなくなる、場合があります。



この方の場合は、

左足の踏ん張りが利かず、

腰が、安定しない状態で、

ラケットを振っていたので、右肘に負担がかかっていたのです。



左側の足首、

左の股関節

左の腰にさわって、

違和感をうかがうと、

右と比べて、

「嫌な感じ」 「弱い痛さを感じる」 

との ことでした。



その部分と、骨盤を、調整してから、

素振りをしてもらうと、

「ほとんど、肘が痛くない」

との ことでした。



右肘の、やや残った違和感を、

右肘と、反対の左腕のツボで調整したら、

翌日から、部活に、出られたそうです。



ご本人とお母さんに、

「左足が大元の原因だった」、

という説明をしたら、



「そう言えば、左足を、捻ったことがあるんです。

病院では、そんな風に説明されなかったから、よくわからなかった・・・。」

と、おっしゃられ、わかりやすく説明することの大切さに気づかせていただきました。