症例

体編 B-9

『腕のしびれと腱鞘炎』 

~50代女性・東京都~


<症状>  

左腕に、しびれを感じ、

その上、指も、伸ばしにくくなったので、

近くにある整体に行ったら、

「こんなに凝っている人は、初めてだ」

と言われ、ギュウギュウ足で踏んづけられたとのことです。



その翌日、かえって悪化して、

車のハンドルさえ持てない状態でした。




<院長のコメント>

手打ちそば店を、経営されている方でした。

そばをこねる時に、左手に無理がかかっていたのでしょう。



この方は「気功+カウンセリング」コースをお望みで、

定期的に来院されていたので、

体の状態から、原因を、予想することができました。



高校の頃、

スキーで、右膝を痛めて

「手術しないと治らない」

という時に、鍼に通って治されたという方です。



無理をすると、古傷の右膝の気の流れが、悪くなります。

そうすると、右腰に違和感が生じます。



その、へっぴり腰気味で、

そばを打っていたことが、

左腕への、大きな負担の原因

と、思いました。



それを、お伝えしたところ、

ご本人も、納得されました。



怪我や古傷がある方の場合、

時々のメンテナンスを、お勧めしています。



この方は、忙しすぎたので、

とりあえず、近くの整体院に行き、

「踏みつけられてしまった・・・」

とのことでした。



また、体だけでなく、

経営困難のために

「お店をやめるか、続けるか」

と、悩み続けていて、

体の疲労  精神的ストレス  共に  ピークになっていました。



この様な時は

、さらに腰に、力が入りにくく、

腕への負担は、増すばかりです。



気功治療で、かなり回復する方なので、

気功メインの施術をすると、

パンパンに張っていた左腕が、柔らかくなり、普通に動くようになりました。



へっぴり腰のままだと、また腕に負担がかかってしまうので、

下半身のバランスも調整して、

腰が、しっかりとなるように、しておきました。



この時は、1週間後に来院され、全体を整えたら、

「腱鞘炎の指もかなり動くようになりました。

心身ともに楽になりました~。」と、

おっしゃっていました。